ワセダシカ コラム

2025/03/05歯科助手の給料は安い?上げる方法とは?

歯科助手は、歯科医院に欠かせない存在です。患者さんのケアから診療補助まで、幅広い業務を日々こなしています。

ここで、気になるのは給料のこと。
「歯科助手の給料は安い」という噂を耳にしたことがある方もいるかもしれません。実際のところ、歯科助手の給料はどのくらいなのでしょうか?

この記事では、歯科助手の給料だけでなく、仕事の魅力や、収入アップの方法についても紹介します。
未経験からでも始められる歯科助手の仕事。あなたの将来のキャリアプランを考える上で、きっと参考になる情報が見つかるはずです。

歯科助手の給料は安い?

さっそく、歯科助手の給料について、具体的な数字を見ていきましょう。
皆さんが想像していたよりも高いでしょうか?それとも低いでしょうか?

歯科助手の給料は、地域や勤務形態によって差がありますが、平均的には以下のとおり。

年収: 約250万円~350万円(全国平均317万円程度)
月給: 15万円~26万円(平均23万円前後)

出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))

では、初任給はどうでしょうか?厚生労働省のデータによると歯科助手の初任給は平均約19万円。これは一般的な大卒の初任給と比べるとやや低めの水準です。

歯科助手は、未経験からでも始められる職業で、特別な資格なくても働けるのが特徴。そのため、競争が激しくなり、給料が上がりにくい傾向があるようです。

また、都市部や大きな歯科医院では給料が高くなることがありますが、地方や小規模な医院では低くなることがあります。

歯科助手の給料は、他職種と比べて低めですが、個人のスキルや経験によって変動する可能性があります。給料以外の要素も含めて、職業を選ぶ際には総合的に考えることが大切です。

年齢別の給料推移

歯科助手の給料は、年齢とともにどのように変化していくのでしょうか?

キャリアを積むことで、給料アップの可能性はあるのでしょうか?実際の数字を見ながら、歯科助手のキャリアパスについて考えてみましょう。

年齢 平均年収
~19歳 約225万円
20~24歳 約285万円
25~29歳 約328万円
30~34歳 約323万円
35~39歳 約332万円
40~44歳 約328万円
45~49歳 約330万円
50~54歳 約321万円
55~59歳 約306万円
60~64歳 約296万円
65~69歳 約324万円
出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))

年齢別の年収を見ると、年齢とともに上昇する傾向が見られます。

ただし、40〜44歳で一時的に下がる時期もあります。
これは、歯科助手が未経験からでも始められる職業であることが影響しているかもしれません。例えば、子育てが落ち着いた主婦(夫)が新たなキャリアとして歯科助手を選ぶケースも多いのです。

興味深いのは、65〜69歳でも約324万円の年収があること。
歯科助手は、長く働き続けられる職業ということがわかります。年齢を重ねても活躍できる場があるのは、この職業の大きな魅力の一つと言えるでしょう。

歯科助手の給料を上げるための方法

では、歯科助手として働きながら、給料をアップさせる方法はあるのでしょうか?

キャリアアップの可能性について探ってみましょう。

資格を取得する

まず、資格取得を目指すことをおすすめします。
先ほどお話ししたとおり、歯科助手は無資格でも働けますが、歯科助手に関連した民間資格を取得することで、より高い待遇を受けられる可能性があります。

例えば、次のような資格があります。
● 日本歯科医師会 歯科助手資格認定制度
● 歯科助手検定試験
● 歯科医療事務検定
● 歯並びコーディネーター   など

これらの資格は、通信教育や短期講座で取得できるものもあるので、働きながら挑戦することが可能です。
資格を持っていることで、自信を持って仕事に取り組めるようになるでしょう。

好待遇のクリニックに転職する

経験を積んだら、待遇の良いクリニックへの転職も選択肢の一つ。
クリニックによって給与や福利厚生は異なります。

例えば、大規模な歯科医院や都市部のクリニックでは、比較的高い給与を提示していることがあります。転職サイトで求人をチェックしてみるのも良いでしょう。

歯科衛生士の資格を目指す

さらなるキャリアアップを目指すなら、国家資格である「歯科衛生士」を目指す選択肢もあります。
歯科衛生士になるには専門学校や短大、大学で学ぶ必要がありますが、年収アップが期待できます。歯科衛生士の平均年収は約400万円と、歯科助手よりも高い水準です。

歯科助手では補助的な業務が中心ですが、歯科衛生士は予防処置や患者教育など、直接患者に関わる専門的な業務を行うので、仕事の幅や活躍の場が広がります。

歯科助手として働きながら、これらの方法を組み合わせてキャリアアップを目指せます。
自分に合った方法を見つけて、一歩ずつ前進していくことが大切です。給料アップだけでなく、仕事の幅が広がり、やりがいも増えていくはずです。

歯科助手の仕事の魅力

給料以外にも、歯科助手の仕事には魅力がたくさんあります。

歯科助手は患者さんと深く関わり、医療に携わる喜びを感じられる仕事です。

歯科助手の仕事は、患者さんのケアから診療補助まで幅広い業務があります。
患者さんの不安を和らげたり、快適な診療環境を整えたりと、やりがいを感じられる場面が多いのが特徴です。患者さんから「ありがとう」と言われたときの喜びは、この仕事ならではの醍醐味と言えるでしょう。

また、歯科医療の技術や知識を学べるのも魅力の一つです。歯の健康に関する知識は、自分自身や家族の健康管理にも役立ちます。
最新の歯科医療技術に触れる機会も多く、常に新しいことを学び続けられる環境があります。

さらに、歯科助手の経験は将来のキャリアアップにもつながります。歯科衛生士や歯科技工士など、より専門的な職種へのステップアップも可能です。
特に、国家資格である歯科衛生士を目指す学生がアルバイトとして歯科助手を経験するケースも多く見られます。
現場で実際に働くことで、医療の仕事への理解が深まり、学びへのモチベーションも高まることでしょう。

歯科医療の世界は奥が深く、キャリアアップの可能性が豊富にあるのです。

まとめ

歯科助手の給料は、他の医療職と比べると高いとは言えませんが、経験を積んだり資格を取得したりすることで、収入アップの可能性があります。
また、患者さんとのコミュニケーションや診療のサポートを通じてやりがいを感じられるなど、給料以外にも魅力の多い職業です。
進路を考える際には、給料だけでなく、仕事のやりがいや将来性も含めて判断しましょう。

しかし、将来的にさらに安定した収入やキャリアアップを目指したいと考えるなら、国家資格である「歯科衛生士」を目指すことをおすすめします。

歯科衛生士は専門的な知識とスキルを活かして、予防歯科や治療サポートなど幅広い業務に携わることができるため、歯科助手よりも高い年収が期待できます。

専門学校や短大で学ぶ必要がありますが、その努力は将来の大きな財産となります。
もし「もっと専門的なスキルを身につけたい」「安定した収入を得たい」と思っているなら、ぜひ歯科衛生士への道を検討してみてください。

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