ワセダシカ コラム

2025/04/25短大で歯科衛生士を目指すメリット・デメリットとは

歯科衛生士を目指す方にとって、進学先を選ぶことは、将来に大きな影響を与える大切なステップです。
専門学校が主流の中、短大という選択肢も注目されています。

この記事では、短大で歯科衛生士を目指すメリットとデメリット、専門学校との違いを詳しく解説します。
将来のキャリアプランを考える上で、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士になるには?

歯科衛生士は、口腔ケアのプロフェッショナルとして重要な役割を担う医療職。この職業に就くためには、専門的な教育と国家資格の取得が必要不可欠です。

では、具体的にどのような道筋があるのでしょうか?

歯科衛生士になるためには、国家試験を受けるために最低でも3年間の専門教育を受ける必要があります。

主な選択肢は以下のとおり
● 専門学校
● 短期大学(短大)
● 4年制大学

どの進路を選んでも、3年以上の学習期間を経て卒業後、歯科衛生士国家試験の受験資格を得られます。

現在、歯科衛生士を目指す学生の多くは専門学校を選択していますが、短大や4年制大学を選ぶ人も増えてきています。特に短大は、専門知識に加えて、一般教養も学べるため、将来に役立つバランスの良い学びができる点が注目されています。

それでは、短大で歯科衛生士を目指すメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

短大で歯科衛生士を目指すメリットとデメリット

短期大学(短大)で歯科衛生士を目指す場合、さまざまなメリットとデメリットがあります。
専門学校とは異なる環境で学ぶことで得られる利点もある一方で、考慮すべき点も。

ここでは、短大で歯科衛生士を目指す際のメリットとデメリットを詳しく解説します。

メリット

まずは、メリットを見てみましょう。

● 幅広い教養を身につけられる
短大では、歯科衛生士に必要な専門知識だけでなく、一般教養科目も学ぶことができます。これにより、幅広い視野と知識を身につけることができ、将来のキャリアの幅を広げることができます。

● 多様な人脈形成
医療福祉系の学校に併設されていることが多い短大では、他学部の学生との交流機会が多くあります。サークル活動やゼミなどを通じて、さまざまな分野を目指す学生と知り合うことで、将来的なネットワーク作りにつながります。

● キャリアの選択肢が広がる
短大卒業後は、必ずしも歯科衛生士として就職する必要はありません。一般企業への就職や、他の医療・福祉関連の職種を選択することも可能です。特に、介護・福祉関係や小児関係の職種では、歯科衛生士のスキルを活かせる場合があります。

● 学士への道が開ける
短大卒業後、さらに学びを深めたい場合は、4年制大学への編入学の道も開かれています。これにより、より高度な専門知識や研究スキルを身につけることができます。

2.2.デメリット

次に、デメリットをチェックしましょう。

● 専門学校より専門知識を学ぶ時間が少ない場合も
歯科衛生士の専門知識に特化した学習時間は専門学校より少なくなる可能性があります。効率的に歯科衛生士の知識を学びたい方にとっては、デメリットになるかもしれません。

● 学校数が限られている
歯科衛生士の学部がある短大は全国で16校程度。希望する地域に短大がない場合、地域によって選択肢が限られる場合があります。

● 臨床実習の期間が短い傾向がある
専門学校と比べて、実際の歯科医院での臨床実習期間が短い場合があります。実践的なスキルを重視する方にとっては、デメリットになる可能性があります。

これらのメリットとデメリットを踏まえて、自分の目標や価値観に合った選択をすることが大切です。
次に、短大と専門学校の違いについてさらに詳しく見ていきましょう。

短大と専門学校の違いとは

歯科衛生士を目指す上で、短大と専門学校はどのような違いがあるのでしょうか。

ここでは、両者の特徴を比較しながら、それぞれの長所と短所を詳しく解説します。

短大 専門学校
修業年限 3年制 3年制
学習内容の違い 歯科衛生士の専門知識に加えて、一般教養科目も学びます。幅広い知識を身につけられる一方で、専門的な内容に費やす時間は相対的に少なくなります。 歯科衛生士になるために必要な専門知識と技術に特化したカリキュラムを提供。効率的に歯科衛生士としてのスキルを習得できます。
実習の違い 臨床実習の期間が専門学校より短い傾向にあります。 より長期間の臨床実習を行うことが多く、実践的なスキルを身につけやすい環境があります。
卒業後の進路の幅 歯科衛生士以外の職業選択も可能。一般企業への就職や、他の医療・福祉関連の職種を選べます。 主に歯科衛生士として就職することを前提としています。
学校の数 歯科衛生士の学部がある短大は全国で16校程度と少ないです。 全国に多数あり、地域を選ばず進学しやすい傾向にあります。
学歴 短期大学士の称号を取得できます。 専門士の称号を得られますが、学位は取得できません。
就職支援 一般的な就職支援に加え、歯科衛生士以外の職種への就職支援も行っています。 歯科衛生士としての就職に特化した支援が充実しています。多くの場合、歯科医院や病院との連携が強く、就職率が高い傾向にあります。

これらの違いを考慮し、自分の目標や生活スタイルに合った選択をすることが重要です。
短大と専門学校、それぞれの特徴を理解した上で、じっくりと進路を検討しましょう。

ちなみに、厚生労働省の職業情報提供サイトjob tag(https://shigoto.mhlw.go.jp/User)によると、歯科衛生士の学歴は「専門学校卒」が多く、次いで大卒、短大卒が多いというデータがみられます。

歯科衛生士の学歴
● 専門大卒:85.5%
● 大卒:14.5%
● 短大卒:12.7%

出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))

これらの違いを踏まえ、自分の学習スタイルや将来のキャリアプランに合わせて進路を選択することが重要です。
また、実際に学校見学やオープンキャンパスに参加して、雰囲気や教育内容を直接確認することをおすすめします。どちらの選択肢も歯科衛生士になるための有効な道筋であり、個人の目標や価値観に合った選択をすることが大切です。

まとめ

歯科衛生士を目指す上で、短大と専門学校はそれぞれ異なる特徴を持っています。
短大では幅広い教養と専門知識を学べる一方で、専門学校ではより集中的に歯科衛生士としてのスキルを磨くことができます。

最終的な選択は、自分の目標、学びたい内容、将来のキャリアプランなどを総合的に考慮して決めることが大切です。また、オープンキャンパスに参加したり、実際に学校を訪問したりすることで、より具体的なイメージを掴むことができるでしょう。

どちらの道を選んでも、患者さんの健康と笑顔を支える大切な仕事に就けることに変わりはありません。自信を持って進路を決定し、歯科衛生士としての夢を実現してください。

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