ワセダシカ コラム

2025/04/24歯科衛生士は公務員になれるの?気になる求人数や倍率についてもご紹介

歯科衛生士といえば、歯科医院で働くイメージが強いかもしれません。
ですが、実は公務員として活躍する道も開かれている職業なのです。

この記事では「公務員の歯科衛生士」について詳しく解説します。
仕事内容や働く場所、そのメリット、気になる歯科衛生士の求人数や倍率についても触れていきます。
歯科衛生士を目指す方はもちろん、将来の進路を考えている方にも参考になる情報が満載なので、ぜひ最後までお読みくださいね。

歯科衛生士は公務員になれるの?

歯科衛生士といえば、歯科医院で働くイメージが強いかもしれません。実際、ほとんどの歯科衛生士が診療所や病院で活躍しています。
例えば、診療中に歯科医師をサポートしたり、患者さんにブラッシング指導をしたりする姿を思い浮かべる方も多いでしょう

しかし、歯科衛生士の活躍の場はそれだけではありません。
歯科衛生士は公務員として働くことも可能なのです。

まずは、公務員の歯科衛生士について詳しく見ていきましょう。

仕事内容

公務員の歯科衛生士の主な仕事内容を簡単に言うと「地域の人々の歯の健康を守る」こと。

具体的には以下のような業務があります。

● 健康教育
学校や地域のイベントで、正しい歯磨き方法や口腔ケアの重要性について講習を行います。

● 健康診断
幼稚園や学校、高齢者施設などで歯科検診を実施します。

● 保健指導
妊婦さんや子育て中の親御さんに対して、口腔ケアのアドバイスを行います。

● データ分析
地域の歯科衛生状況を調査し、改善策を提案します。

これらの業務を通じて、地域全体の口腔衛生の向上に貢献できるのが、公務員の歯科衛生士の魅力です。一人ひとりの患者さんだけでなく、地域全体の健康を支える仕事といえるでしょう。

働く場所

公務員の歯科衛生士が主に働く場所は以下のとおり。

● 保健所
● 保健センター
● 市区町村の保健福祉課
● 公立学校
● 公立病院

これらの場所で、地域住民の健康を守るために活躍しています。

例えば、保健所では地域の歯科保健事業の企画や運営を行ったり、保健センターでは乳幼児健診での歯科指導を担当したりします。

また、公立学校に勤務する場合は、学校歯科医と協力して児童・生徒の歯科保健指導を行います。
給食後の歯磨き指導や、虫歯予防教室などで歯科衛生士との懐かしい思い出がある方も多いのではないでしょうか。

公務員として働くメリット

では、公務員の歯科衛生士で働くと、どんなメリットがあるか見ていきましょう。

● 安定した雇用
公務員は終身雇用が基本なので、長期的に安定して働けます。

● 福利厚生の充実
休暇制度や各種手当が整っており、ワークライフバランスを取りやすい環境です。

● 幅広い経験
さまざまな年齢層や背景を持つ人々と関わることで、多様な経験を積むことができます。

● 社会貢献
地域全体の健康増進に直接貢献できる、やりがいのある仕事です。

これらのメリットは、長期的なキャリアを考える上で魅力的な点といえるでしょう。

公務員の歯科衛生士の求人数と倍率って?

さて、公務員の歯科衛生士に興味を持ったものの、「実際の求人数はどれくらい?」「競争率は高い?」と気になる方も多いでしょう。

公務員の歯科衛生士の具体的な求人数や倍率のデータは公開されていませんが、歯科衛生士全体の状況から、いくつかの傾向が見えてきます。

全国歯科衛生士教育協議会によると、令和5年度の新卒者求人人数倍率は21.8倍という高い数字でした。求人人数倍率とは、一人の求職者に対してどれだけの求人数があるかを示す指標で、これは、歯科衛生士100人に対して2,180件の求人があるということ。

出典:全国歯科衛生士教育協議会(歯科衛生士教育に関する現状調査の結果報告③就職者数・求人件数・求人倍率の状況)
https://www.kokuhoken.or.jp/zen-eiky/publicity/file/report_2024.pdf

この数字は、歯科衛生士が人手不足であることを示しています。

公務員の歯科衛生士の場合、一般的に以下のような特徴があります。

● 求人数
民間歯科医院よりも少ない傾向。これは、公務員として働ける職場(保健所、保健センター、公立学校など)が限られているためです。

● 地域差
地方都市:高齢化が進む地域では歯科保健事業に力を入れる傾向があり、求人が増える可能性があります。
大都市圏:募集が少なく、競争率が高めです。

● 競争率
全体的な歯科衛生士不足を考えると、民間の歯科医院と比べて競争率は低めと言われています。ですが、大都市圏では倍率が数倍になることも。

公務員の場合、自治体ごとの政策や予算によって求人数や倍率は大きく異なるため、希望する地域の広報誌や公式ウェブサイトで最新情報を確認することが重要です。
また、複数の自治体で試験を受けることで合格率を上げることもできます。

歯科衛生士が公務員になるには?

では、どうすれば公務員の歯科衛生士になれるのでしょうか?

ここでは、公務員の歯科衛生士になるための具体的な手順や必要な資格、試験の内容などについて詳しく解説します。

公務員歯科衛生士になるための具体的な手順

具体的な手順は以下のとおり。

1. 歯科衛生士の資格を取得する
まず、歯科衛生士の国家資格を取得することが必須条件です。歯科衛生士養成学校で3年以上学び、国家試験に合格する必要があります。

2. 公務員試験の受験資格を確認する
多くの自治体では、歯科衛生士の資格を持っていることが受験の条件になっています。

3. 公務員試験の勉強をする
公務員試験では、一般教養や専門知識、面接などが行われます。歯科衛生の専門知識はもちろん、公衆衛生や行政に関する知識も必要になるので、計画的に勉強を進めましょう。

4. 公務員試験を受験する
希望する自治体の試験を受験します。試験内容は自治体によって異なりますが、一般的に筆記試験と面接があります。

5. 合格後、採用される
試験に合格すると、晴れて公務員の歯科衛生士として採用されます。

公務員試験の内容

公務員試験の内容は自治体によって異なりますが、一般的に以下のような科目があります。

● 教養試験:一般常識、文章理解、数的推理など
● 専門試験:歯科衛生学、公衆衛生学など
● 面接:個人面接や集団面接

公務員の歯科衛生士を目指す場合は、早めに情報収集を始め、計画的に準備を進めることが大切です。

求人の探し方

注意点として、公務員歯科衛生士の求人は一般的な求人サイトやハローワークにはあまり掲載されないため、上記の方法を組み合わせて情報収集することが大切です。

● 自治体のウェブサイトや広報誌をチェック
● 地域の歯科衛生士会を活用
● 保健所や市町村の健康センターの情報を確認

以上の方法で求人を探しましょう。
公務員歯科衛生士の求人は倍率が高く、募集期間が限られていることが多いため、情報を見つけたらすぐに行動することが重要です。

まとめ

公務員歯科衛生士は、地域の人々の歯の健康を守りながら、安定した仕事と充実した福利厚生を受けられるため、長期的なキャリアを考える上でとても魅力的な選択肢。

もし歯科衛生士を目指しているなら、民間の歯科医院で働くだけでなく、公務員として地域全体の健康をサポートする道も考えてみてください。
求人情報をチェックして、試験準備を計画的に進めることで、公務員の歯科衛生士としてのチャンスが広がります。

そして、歯科衛生士になるためには、しっかりと信頼できる学校で学ぶことが大事です。
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