ワセダシカ コラム
2024/04/09身だしなみ要チェック!歯科衛生士学校の校則は??
髪のカラーリングはNG?
進路ガイダンスや個別相談で多く聞かれる質問が「髪のカラーはNGですか?」
高校まで厳しく指導された学生さんにとっては、卒業した後に髪染めできることはとても大事!!
しかし、医療系専門学校は身だしなみが厳しめなのが現状です。
それには理由があります・・・
医療系専門学校では、学内での授業や実習の他に外部での研修と臨地・臨床実習があります。
歯科医院・総合病院・歯科専門企業など実際の現場に赴き経験を積む実習です。
この時、多くの人と接します。「あれ、ずいぶん派手な髪色の学生だな」・・・
この印象がマイナスになってしまったら、せっかく頑張っていても第一印象で損をしてしまいます。
できるだけ公平にフラットな目でみてもらうために、どの患者さんにも、どの現場でも、安心して馴染めるようにとの配慮の意味を込めて、髪色はできるだけ黒色に近くという規則にしている学校が多いです。
本校でも、校外研修や臨地・臨床実習が始まる前に地毛の黒髪に戻すルールを設けています。
逆を言えば、座学の授業や長期休暇中は自由となります。
ネイルはNG?
基本的にこれは、在学中だけでなく就職してからもNGの現場が多いです。
グローブをするとはいえ、やはりそこは人の口に手を入れる歯科衛生士の仕事。
長い爪で怪我をさせてしまうリスクや、爪の間の汚れから菌が繁殖してしまうリスクを考えても、爪を伸ばすことはできません。
本校でも、座学の授業中はネイルOKですが校内実習や外部研修、臨地・臨床実習では医療人としての身だしなみを徹底するルールを設けています。
メイクはどのくらいまでOK?ピアスは開けててもいいの?
本校では、座学の授業ではピアス、カラコン(ディファイン含む)、ばっちりメイクもOKです。
しかし、校内や校外での実習時は、ナチュラルメイクが基本となりアイメイクなども極力ナチュラルなものとルールを設けています。
目の周りについた細かい汚れやほこりで施術中に目がかゆくなったり、汚れやほこりが目に入ったりして困ることがないようにするためです。
また、実習というのは患者さんと接する練習をする時間です。マスクで口元は隠れていますが、目元でのコミュニケーションはとても大切です。
安心して治療を受けてもらえるように、ナチュラルで優しいメイクや目元で患者さんをおもてなしするのが医療人としての基本となります。