ワセダシカ コラム

2020/12/14歯科衛生士の分野は理系?文系?どちらが有利?

歯科衛生士を目指す方からの質問でよくあるのは

「文系なのですが歯科衛生士を目指せるでしょうか?」という質問。

結論から言って、目指せます!

歯科衛生士の学校で何を勉強するのかという視点から、考えてみましょう。

専門分野の勉強

歯科衛生士になるための専門の勉強をする専門分野では歯科衛生士三科と呼ばれる「歯科予防処置」「歯科保健指導」「歯科診療補助」の学びと実習、その他歯科衛生士概論・臨床歯科医学の学びと、臨地・臨床実習があります。

これらの内容はすべて専門的な学びとして皆、学校で一から学ぶものですので、文系理系といった偏りはないと思います。

専門基礎分野の勉強

ここでは、歯と口腔以外の、体の構造と機能について学びます。その他、微生物や疾病、薬のなどの学びもあります。これらは生物や理科の分類に入るので、専門基礎分野は理系の学びが多いようです。とはいえ、専門学校で初めて習う事も多くある分野。理系だから強みになるとも限らないでしょう。

基礎分野の勉強

こちらでは化学、生物がしっかりと入ってくるとともに、ワセダシカでは情報リテラシー(パソコンの授業)や心理学、国語、歯科英語などがあります。理系の学びも文系の学びもあるので、どちらが得意だから有利ということでもなさそうです。

まとめ

結果から言うと、いわゆる計算や物理が得意という理系の学びは歯科衛生士の勉強にはあまり出てこないものですが、小学生で習った分数や小数点、パーセンテージは仕事上よく使います。また、コミュニケーションが大事な仕事であること、教科書を読んで理解をすることや、説明を理解する、といった国語の読解力は求められることから、文系の学びも役に立つでしょう。

ということから、歯科衛生士を目指すうえで、理系か文系どちらが有利かということはどちらでもない!と思います。そしてどちらも必要!ということになります。何より必要なのは、新しいことを学ぶ意欲!歯科衛生士を目指すために新しい知識を身に着けるやる気と努力です。

文系からでも歯科衛生士は目指せる!そして理系だって歯科衛生士を目指せる!要はやる気と学ぶ意欲、ということですね。

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