ワセダシカ コラム
2025/02/15歯科衛生士になるためのルートを徹底解説!
歯科衛生士は、患者の口腔ケアを支える専門職として高い需要があり、就職率も非常に良い職業です。国家資格を取得することで、生涯にわたり安定した働き方が可能になるのがこの職業の魅力。
そこで、どのようなステップを踏めば歯科衛生士になれるのか、具体的な情報を知りたい方も多いでしょう。
この記事では、歯科衛生士になるためのルートを徹底解説し、学校選びや試験対策、就職事情まで詳しくお伝えします。
将来の進路を考える上で、ぜひ参考にしてください。
歯科衛生士になるには?基本ステップ
歯科衛生士になるには、高校卒業後に指定された養成機関で学び、国家試験に合格する必要があります。
ここでは、その具体的な流れを見ていきましょう。
高校卒業後は、文部科学大臣または都道府県知事が指定する「歯科衛生士養成機関」へ進学します。
これらの機関は主に以下の3つに分類されます。
● 専門学校(3年制)
● 短期大学(3年制)
● 4年制大学
どの機関を選ぶかは、自分の目標や経済状況、学びたい内容によって異なります。
専門学校は実践的なスキルを重視し、短期大学は幅広い教養と専門知識のバランスが取れています。4年制大学では、より深い学問的アプローチや研究の機会が得られます。
卒業後は「歯科衛生士国家試験」を受験し、合格することで資格を取得。この資格は一度取得すれば生涯有効であり、転職や再就職にもたいへん有利です。
歯科衛生士になるための具体的なステップ
1. 高校卒業:普通高校や専門高校から進学可能
2. 養成機関で学ぶ:3年制の専門学校・短期大学または4年制大学
3. 国家試験受験:毎年3月に実施される試験に合格
4. 免許取得:合格後に名簿登録し免許交付
歯科衛生士になるには、以上のようなステップを踏んでいきます。
では、養成機関の選び方から始まり、国家試験についてや就職事情までを一緒に見ていきましょう。
養成機関の選び方と学費
自分に合った学校選びは重要です。それぞれの養成機関には特徴があり、将来のキャリア形成にも影響します。
歯科衛生士になるために養成機関で学ぶこと
現在全国には、およそ180校の歯科衛生士養成機関があります。
専門学校や短期大学は3年制が基本ですが、一部では4年制大学も選択肢としてあります。
専門学校では実践的なカリキュラムが充実しており、短期間で資格取得を目指せます。
一方で4年制大学ではより深い学問的知識や研究を学べるため、将来的に管理職や教育分野への道も開けます。
歯科衛生士養成機関では、以下のような科目を学びます。
● 基礎医学(解剖学、生理学、病理学など)
● 歯科専門科目(歯科予防処置論、歯科診療補助論など)
● 臨床実習
● 一般教養科目(4年制大学の場合)
これらの科目を通じて、歯科衛生士として必要な知識と技術を身につけていきます。
学校選びのポイント
学校選びの際は、以下のようなポイントをチェックしてみましょう。
● カリキュラムの内容:
自分の興味や目標に合ったカリキュラムかどうかをチェックしましょう。
● 実習の充実度:
臨床実習の時間や内容、実習先の数などをチェックしましょう。
● 就職サポート:
就職率や就職先の情報、キャリアサポートの内容を確認しましょう。
● 学費と奨学金:
学費の総額や奨学金制度の有無を確認し、経済的な計画を立てましょう。
● 通学のしやすさ:
自宅から通えるか、寮があるかなど、生活面での配慮も必要です。
学費の目安
各養成機関の学費の目安は以下のとおり。
● 専門学校:3年間で300万円~400万円前後
● 短期大学:3年間で300万円~400万円前後
● 4年制大学:4年間で500万円~600万円前後
これらの金額には、入学金・授業料・実習費・教材費などが含まれます。
ただし、あくまでも一般的な目安であり、学校によって金額は異なるので、必ず各学校の情報を確認してください。
奨学金制度や教育ローンも活用できるため、経済的な不安がある場合は事前に調べておくと良いでしょう。
早めに情報を集め、計画を立てることが大切です。
歯科衛生士国家試験とその対策
国家試験は歯科衛生士になるための最終ステップです。
その概要と対策法について解説します。
出題科目と傾向
試験の出題範囲は多岐にわたり、以下のような科目から出題されます:
● 基礎分野(解剖学、生理学、病理学など)
● 専門基礎分野(歯科衛生学総論、歯科予防処置論など)
● 専門分野(歯科保健指導論、歯科診療補助論など)
● 臨床実習
近年の傾向として、単純な暗記だけでなく、症例を基にした総合的な判断力を問う問題が増えています。また、高齢者歯科や在宅歯科診療に関する問題も重視されています。
効果的な試験対策
歯科衛生士国家試験の合格率は例年95%前後と比較的高いですが、これは受験者の努力と適切な準備の結果です。
合格のためには、自分の弱点を徹底的に分析し、効果的な学習計画を立てることが重要です。
● 早めの準備開始:
3年次に入ったら本格的な対策を始めましょう。余裕を持って計画的に学習を進めることが大切です。
● 過去問演習:
過去の出題傾向を把握し、弱点を見つけるために、過去問題集を繰り返し解くことが効果的です。
● 模擬試験の活用:
時間配分や本番の雰囲気に慣れるために、定期的に模擬試験を受けましょう。
● グループ学習:
学校の仲間と一緒に勉強することで、モチベーションを維持し、知識を共有できます。
● 苦手分野の克服:
自分の弱点を把握し、重点的に対策を立てましょう。分からないことは先生や先輩に質問するのも良いでしょう。
● 健康管理:
試験直前は特に、十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
日々の学習を大切にし、計画的に試験対策を進めていきましょう。
歯科衛生士の就職事情
最後に、気になる就職事情について。
歯科衛生士の就職状況は非常に良好といえるでしょう。
具体的に何がどれくらい良い状況なのか、数字で見てみましょう。
全国歯科衛生士教育協議会によると、令和5年度の新卒者求人人数倍率は21.8倍という高い数字を記録しています。
出典:全国歯科衛生士教育協議会(歯科衛生士教育に関する現状調査の結果報告③就職者数・求人件数・求人倍率の状況)
https://www.kokuhoken.or.jp/zen-eiky/publicity/file/report_2024.pdf
求人人数倍率とは、一人の求職者に対してどれだけの求人数があるかを示す指標のこと。
21.8倍という数字は、歯科衛生士の資格を持つ人一人に対して、21.8件の求人があるということを意味します。
つまり、歯科衛生士の資格を持っていれば、就職先を自由に選べる可能性が非常に高い、「売り手市場」であると言えるのです。
この背景には以下のような要因が考えられます。
● 高齢化社会の進展による歯科医療需要の増加
● 予防歯科への注目度の高まり
● 歯科医院の増加
このような状況から、歯科衛生士は人手不足の状況で、新卒の歯科衛生士でも複数の就職先から選択できる環境にあります。
歯科衛生士になるには、努力が必要ですが、その分、社会からのニーズが高く、将来性のある職業と言えるでしょう。
まとめ
歯科衛生士になるには、高校卒業後に適切な養成機関で学び、国家試験合格を目指すことが必要です。
その道のりには努力が必要ですが、一度資格を取得すれば安定したキャリアとさまざまな働き方の可能性が広がります。
進路選びの際には、自分自身の目指す将来像を明確にし、それに合った学校や働き方を検討してみましょう。
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